難病への取り組み

多系統萎縮症 難病の施術

  1. HOME >
  2. 難病への取り組み >

多系統萎縮症 難病の施術

多系統萎縮症とは

多系統萎縮症(Multiple System Atrophy、MSA)は成人期に発症し、神経細胞とオリゴデンドログリアにαシヌクレインが蓄積し、進行的な細胞変性を引き起こす疾患です。初期症状は小脳性運動失調、パーキンソン症候群、起立性低血圧などの自律神経障害があります。画像診断では脳幹や小脳の萎縮、線条体の異常が見られ、組織病理も共通しています。これらの特徴からMSAと呼ばれています。

多系統萎縮症は以下の3つの主分類に基づいて区別されます

  1. オリーブ橋小脳萎縮症:主な症状は小脳性運動失調であり、歩行困難や手の震えなどが現れます。小脳の障害が中心となります。
  2. 線条体黒質変性症:パーキンソン症候群に類似した症状が主な特徴です。筋肉のこわばり、震え、運動の遅延などが見られます。
  3. シャイ・ドレーガー症候群:自律神経障害が顕著なタイプで、起立性低血圧、尿失禁、性機能の障害などが見られます。

原因に関しては未だ分かっておらず、運動機能や自律神経機能が徐々に障害される難病です。

鍼灸による症状の緩和と維持

多系統萎縮症に対し、症状の緩和や症状の進行を遅らせることを目的に、鍼灸治療を行う治療院は全国では多くあります。

これは鍼灸独自のメカニズムにあり、自律神経症状への改善や維持に大きな効果が期待できるからです。その為、多系統萎縮症のような運動機能障害、自律神経系障害による症状の緩和にも効果を発揮しているのです。

ただし、根本的な原因がわからない難病ですので、症状の緩和と進行を遅らせるところまでになります。

原因自体がわかっていないので、根本的改善にならないのです。

ですが、少しでも今の状態を長く維持したい、普段の症状を緩和改善させて生活を楽にしたい、そんな方も多くいると思います。そんな方は、ぜひお近くの鍼灸院にご相談ください。当然、当院でもできる限りの治療を行っております。

状態レベルに合った選択を

鍼灸含め様々な治療は、軽症状況の方が効果が大きく、状況が進行すると効果が出ずらくなります。

当院の鍼灸治療も同じく、軽症レベルの方が効果が持続しやすいので、早めに体験してみることをおすすめします。

しかし、進行が進んだ場合は、毎回通院するのも大変になります。(本人、介助者ともに)

歩行が困難になり、介助があっても移動が困難な状況になるようでしたら、訪問での鍼灸マッサージ、リハビリなどを勧めています。

残念ながら、当院は治療者が一人なのでやってはおりません。なので、近隣の訪問サービスを探す協力をしています。

当院の難病治療について

体験の流れ

  1. LINEでの相談か予約、お電話での予約
  2. 希望時間の予約
  3. 来院、問診、説明
  4. 施術
  5. 説明

施術に関して

  • 初回 初回料金 お時間の余裕をもってお越しください。

ふらつきや歩行に支障をきたしている場合は、必ずご家族の方が介助に一緒にご来院ください。

-難病への取り組み