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うつ病 自律神経失調症

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うつ病 自律神経失調症

うつ病、自律神経失調症について

うつ病も自律神経失調症も、肉体的+精神的な自律神経の不調症状が、安定してしまった状態です。「気分が沈んでいる状態が続いたり」「何もやる気にならない」「体に力が入りずらい」「夜しっかり眠れない」などの、生活にとても影響の出るツライ症状です

軽症、一時的なら「五月病」「季節性うつ」などと言われ、短期間の症状で元に戻ります。ですが、不調状態で安定した場合、「うつ病」「自律神経失調症」と診断されます。

現在、うつ病に行われている治療は、休養、認知療法、抗うつ薬、不眠症を併発している場合は睡眠薬などです。しかし、なかなか症状が改善しない方も多いです。

北京堂鍼灸院では、肉体的な治療から、自律神経症状の改善を目的に治療しています。

うつ病、自律神経症状とは

うつ病、自律神経失調症とは、「気分の障害を基本とする精神障害」と、「ホルモンや自立神経系の不調による肉体的不調」が持続的に続く状態です。

どんな人でも「憂うつ」「気分が落ち込む」「体がだるい」「やる気が起きない」「朝起きれない」などの症状が出ることはよくありますが、時間の経過で忘れたり、気分転換で徐々に戻ります。

短い期間で改善する「五月病」などの自律神経症状は、「疲れても休めば筋肉疲労が改善する」ように、体が元に戻ろうとする回復反応で元に戻るのです。

ですが、そんな気分障害や自律神経の不調状態が、長時間や反復的に続くことを、うつ病や自律神経失調症と診断が出ます。

軽度のストレスや不調なら、自然に改善しますが、長い期間や強いストレス(肉体的、精神的どちらでも起こります)をうけることで、治りずらく安定してしまうと、長期間の不調に悩まされることになります。

自律神経の不調には、精神的ストレスの環境を改善して(ストレス原因と離れる)、肉体的な治療で、自律神経の切り替えを改善することが有効です。

うつ病のメンタル症状

①抑うつ気分

気分が落ち込む
憂うつ
悲しい気持ちになる
希望を持てない

②意欲の低下

今まで楽しかったことが、つまらなくなる
友人、家族と話していて楽しくない
生活に張りを感じられない
不安や落ち着きの無さで、じっとしていられない

③思考力の低下

集中力が低下して、仕事の効率が落ちた
注意力が散漫になり、人の言うことがすぐに理解できない

うつ病の肉体的症状

①睡眠障害

眠れない
途中で起きる
寝た気がしない

②食欲の低下

食べるのが億劫に感じる
何を食べてもおいしくない
体重の変動が激しい(食欲減退、食欲過剰)

③疲労、倦怠感

いつも体がだるい
寝ても疲労が取れない

④ホルモン異常

月経不順
勃起不全
性欲低下

⑤その他、肉体的不調

頭痛
背中の張り、痛み
発汗、動悸
便秘

【うつ病、自律神経失調症】の鍼灸治療

頭痛の鍼治療

北京堂の治療鍼灸は、自律神経にアプローチすることで、自律神経を切り替えやすくして、自律神経症状を改善するものです。

本来、自律神経は活動時に交感神経、休息時は副交感神経に切り替わることで、活動や休息ができるのですが、うつ病、自律神経失調症の方は、活動するときに副交感神経が、休息や睡眠時に交感神経が興奮してしまう、真逆の状態になるのです。

これでは睡眠を取っても、途中で起きたり、疲れが取れません。何とかしようとしても、体が活動状態にならないので、体が重だるく感じます。そもそもやる気が起きません。

本来の自律神経の動き

北京堂の治療鍼灸は、自律神経節のある首や背中に鍼をすることで、交感神経と副交感神経の切り替えを促し、首背中の筋緊張を緩和して、神経の興奮状態を解消させることで改善を行っています。

自律神経の切り替えやすくして、本来の自律神経の活動に近づけていくのです。軽症ならば1~3回でハッキリ効果が表れますが、重症や長期間の場合は、回数や期間が長くなります。

ある程度よくなっても、状態が安定するのに3ヵ月くらいはかかります。よくなった後も、月に1回ぐらいのペースで施術したほうが、再度悪化するのを防ぐことが出来ます。

マッサージや整体でも、ある程度は効果が見込まれますが、やはり鍼灸のほうが反応が大きいですし、結果として改善が早いように感じます。

このように、首や背中の筋肉の緊張を緩和して、睡眠時に交感神経の興奮を落ち着け、副交感神経が活動する状態にしていくのです。

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