症例解説

テニス肘

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テニス肘

40代 男性 会社員 右内側上顆炎(テニス肘)

二か月前から右肘内側が痛くなった。常にではなく、テニスをしている時と終わってしばらくの間痛みが出る。

初期の状態

痛みは右肘の内側上顆にあり、来院時は前腕の屈筋をストレッチしても、内側上顆を圧迫しても痛みは出ない。前腕の屈筋群に強い緊張は見られる。

鑑別、説明

反復的な筋収縮で前腕屈筋群が緊張して、さらにテニス時の負荷が加わることで内側上顆の骨膜が引っ張られ、一時的に炎症を起こしていると思われる。常に炎症が起こっていないことからまだ軽症な状態であり、2,3回の鍼施術とストレッチで改善するだろうと伝える。前腕の屈筋群に刺鍼して筋肉の緊張緩和させ、筋肉の柔軟性が改善させれれば痛みは出なくなると説明。

施術

鍼治療1回目

仰向けにて右前腕伸筋軍に対し刺鍼、置鍼後、抜鍼。施術後に再度状態の説明。

鍼治療2回目

初回後、2,3日で痛み半減。同様の施術。筋肉痛の回復後からストレッチするように指導。

鍼治療3回目

腕の筋肉の張り程度。同様の施術、ストレッチを痛み無くてもしばらくつづけるように指導。再度痛みが出るようなら、早めに来るように伝える。

解説

今回の方は軽度のテニス肘による右肘の痛みでした。テニス肘と聞くと外側に肘の痛みだと思う方もいますが、テニス肘(フォアハンド)は内側上顆炎。バックハンドテニス肘(バックハンド)は外側上顆炎になります。前腕の屈筋群か伸筋群に強い負荷や反復疲労が起きることが原因です。今回のように常に骨膜が炎症していない状態なら筋肉を緩めて、柔軟性が戻れば改善するので軽症です。常に痛みが出ている状態は重症になります。筋肉を緩めるだけでなく、骨膜の炎症を改善させなければ痛みが減らないので、回数が多くかかります。症状が出たら早めに鍼施術を行うことをお勧めします。ただし、痛いのに無理して使っている方は、痛む動きを止めなければ治りませんので、まずそこから始めましょう。

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