症例解説

頭痛 首肩こり

  1. HOME >
  2. 症例解説 >

頭痛 首肩こり

20代 男性 サービス業 頭痛、首肩こり

*以前にも頭痛と首肩こりの症状で来院した方です。首から肩(肩上部)にかけて強いコリ感、側頭部から目付近にかけて頭痛があり改善したくて来院。以前から同じような症状が起こるが、そのたびに当院で2,3回施術して改善。今回も6月ぶりの来院。

来院時の状態

首肩こりは首と頭の付け根から肩上部にかけて(後頚部の板状筋付近と僧帽筋上部)コリ感が強く、圧迫で鈍痛あり。頭痛は両側頭部から目にかけて感じている。側頭筋部は圧痛あり。

鑑別、説明

今までも同様の頸肩こりや頭痛が起こっていたが、全て緊張型頭痛であったことや、側頭部から目にかけての頭痛も拍動性ではなく緊張型頭痛の痛み方に類似することから、後頚部の筋緊張による緊張型頭痛と判断。側頭筋も緊張が感じられるので一緒に刺鍼することを説明。

施術

鍼治療1回目

うつ伏せにて頸部、僧坊部、側頭部に刺鍼。置鍼後、抜鍼。

鍼治療2回目

「頭痛が頻繁に出なくなった。」とのこと、同様の施術で継続。

鍼治療3回目

「ほとんど痛みは出ないが、首肩の張り感はある」とのこと、同様の施術。

終了。以後は、ストレッチ指導と再発時は早めに来るように伝える。

解説

一般的に緊張型頭痛は、後頭部から前頭部にかけてハチマキを締め付けるように鈍痛が出ますが、場合によっては目の周りにまで痛みを感じます。緊張型頭痛や偏頭痛は鍼施術で効率的に改善します。それ以外の頭痛で、脳内に原因があったり、脳脊髄液減少症からの頭痛には鍼灸は効果がありません。頭痛があり首肩が凝っている、首肩を触ると筋肉が緊張しているなら早めの施術をお勧めします。痛み止めでは一時的に痛みが止まりますが、根本底に神経の圧迫が改善されないと、何度も同じことを繰り返します。鍼施術はその根本を改善させる治療方法です。

-症例解説